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特集:人生100年時代

2023〜2024年の新聞・テレビ・書籍・公的資料をもとに、個人の視点で読みやすく整理しました。

健康・医療の記述は一般的な紹介です。診断や治療は医療専門家にご相談ください。数値や制度は作成時点の情報で、のちに変わる場合があります。


このページについて

こちらは、私が2023〜2024年に集めた新聞・テレビ・書籍・公的資料のメモを、元の語句や数字をできるだけ残しつつ、読みやすく整えたものです。健康・医療の記述は一般的な紹介であり、個別の判断は医療専門家にご相談ください。数値や制度は作成時点の情報で、のちに変わる場合があります。

1.長寿社会のいま(全体像)

平均寿命は男性が81歳台、女性が87歳台でした。100歳以上の方は全国で9万人超と報じられました。

健康寿命は男性72歳前後、女性75歳前後で、平均寿命との差(不健康寿命)は男性約9年、女性約12年でした。

課題は「長く生きる」から「元気に暮らす時間を延ばす」へと移っていました。フレイル(虚弱)予防や地域の支え合いが注目されました。

参考期間は2023〜2024年の報道・統計を中心に整理しました。

関連データ・用語の補足
  • 不健康寿命=平均寿命 − 健康寿命(男性約9年、女性約12年)
  • フレイル:介護の一歩手前。適切な対応で元の状態に戻る可能性があります。
  • 働き続けることや地域活動は、フレイル進行の抑制に役立つ傾向が報告されました。

2.島根・浜田の視点

島根県は長寿の土台が強い一方で、高血圧が多い傾向脳血管疾患の死亡率が高いことが大きな心配として挙がりました。浜田市では健康寿命の課題が指摘され、「塩分を控える」「野菜を増やす」「運動を続ける」という基本を、市や地域で丁寧に進めていました。

当時のメモ(抜粋)
  • 健康寿命が短い背景:①塩分過多 ②野菜不足 ③運動不足
  • 暮らしの工夫:畑仕事、地域行事、歩く機会づくり、仲間づくり
  • 呼びかけ:「みんなで延ばそう健康寿命」(浜田市 健康医療対策の広報より)

3.予防と早期対応(生活・検診・サイン)

毎日の基本

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)のサイン(原文要点)

気になる症状が出たら、ためらわず救急要請をします。発症時刻の記録が治療選択に重要でした。

検診の話題(肺・胃・大腸 ほか)
  • 肺:50歳以上は毎年1回という案内、喫煙指数600以上は喀痰細胞診の追加が紹介されました。
  • 胃:主因はピロリ菌。除菌は2回まで保険適用(3回目以降は自費)と整理されました。
  • 大腸:便潜血検査と内視鏡での早期発見の大切さが繰り返し紹介されました。

4.認知症と最新動向(2023〜2024年の報道より)

血液検査による早期判別の研究が話題になりました。アルツハイマー病に対しては、進行を遅らせる目的のレカネマブやドナネマブが承認されたという報道が続きました。いずれも早期段階での対応が重視され、費用や副作用、検査体制について丁寧な説明が求められていました。

報道で触れられていた数値・制度(抜粋)
  • 薬価目安:レカネマブ約298万円/年、ドナネマブ約308万円/年(高額療養費制度の枠組みが紹介)。
  • 投与間隔:レカネマブ2週間ごと、ドナネマブ4週間ごと
  • 血液マーカーなど早期把握の技術開発が前進しました。

5.科学・医療の前進(iPS・再生医療・遺伝子)

iPS細胞の臨床試験が複数の疾患で進み、心筋シート神経・網膜などの応用研究が紹介されました。ダイレクトリプログラミング(体内で細胞を直接変身させる手法)の研究も報じられ、将来の治療選択肢に期待が膨らみました。

研究・治験の道のり(基礎〜承認まで)
  1. 基礎研究(2〜3年)→ 非臨床試験(3〜5年)
  2. 臨床試験:第1相(安全性)→ 第2相(用法・用量)→ 第3相(有効性)
  3. 承認申請(1〜2年)→ 市販後調査(1〜10年)

6.社会の変化と暮らし(人口・地域・つながり)

2050年に向け、全国人口の減少と地方の高齢化が進む見通しが示されました。中国地方や島根県の一人暮らし世帯の増加が推計され、孤立を防ぐ地域のつながりがいっそう大切だと感じています。

人口・世帯に関するメモ(抜粋)
  • 全国は2050年に−17%の推計、島根は−26%の見込みが示されました。
  • 27都道府県で単身世帯40%超という推計が報じられました。

7.医療をめぐる最近の話題(2023〜2024年メモから)

飲酒と健康

少量でも発症リスクが上がる病気がある」という指針が報じられ、飲み方の見直しが促されました。食事と一緒に飲む、水をはさむ、飲まない日を設けるなどの工夫が紹介されました。

薬剤耐性菌・薬不足

抗菌薬の効かない耐性菌の問題が国際的に取り上げられ、国内では一部の処方薬の不足が長引くと報じられました。抗菌薬の適正使用、手洗い・感染対策の徹底が呼びかけられました。薬局では代替や処方変更の調整が続くという報道がありました。

がん医療のアップデート

膵がんの新薬、遺伝子検査の活用、免疫療法の話題が続きました。検査・治療の選択は専門医と相談し、納得して進める姿勢が大切だと感じています。

原文メモの数値・キーワード(抜粋)
  • ジェネリック差額25%自己負担の仕組みが一部で導入。
  • 解熱鎮痛薬、子ども用インフル薬、経口抗菌薬、降圧薬などの一時的不足。
  • 耐性菌は2019年に約495万人関連死の推計、2050年に向けた危機感。

8.私の実感とまとめ

医療と科学は前に進んでいますが、日々の暮らしの積み重ねが土台だと感じています。塩分を控える、野菜を増やす、歩く、よく眠る、仲間と話す。どれも小さなことですが、続けるほど体と心が変わっていきます。

人生100年時代に向け、長く・健やかに・楽しく過ごせる地域でありたいです。島根・浜田の自然や文化、人のつながりを支えにしながら、できるところから整えていきます。

※本ページの数値・制度は作成時点の報道・資料に基づきます。最新情報は自治体・省庁・医療機関の一次情報をご確認ください。


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個人サイト「浜田の記録とまちづくりメモ」/特集ページ(2023〜2024年の資料を整理)